小西酒造さんとの縁で、去年の9月に初めて酒米の田んぼを伊丹の地で見て、さらにお酒をつくる工程を拝見したのがきっかけで、それまではまっっったく日本酒を避けていた私がその美味しさに目覚め、グビグビと呑み始めて早一年、おかげさまで楽しく2年生を迎えました。会社を訪ねるのも2度目になります。

去年見た山田錦の田んぼ。

神社などに奉納してあるものを見かけることも多々あります。白雪の樽。
ラベルデザインを手がけたお酒も無事に販売しています。たとえば
こちらでお買い求めいただけますよ。
創業457年!ってすごくないですか?もうそれだけでため息です。アメリカの独立が1776年とかでしたっけ?230年?アメリカの倍の歴史です。ずっとお酒を作っているのです。日本は国も文化はどれもすごいですね、改めて...。現存する酒蔵では一番歴史のある会社なのです。お仕事できて幸せです。酒の神に感謝。
今回はもちろん打ち合わせに行ったのですが、夜はまぁ...そりゃあ当然お酒ですよね。

この、かっこいい古い蔵の中にあるレストランにてありがたく呑ませていただきました、一通り。『淡にごり』『伊丹諸白』『亭主の酒』『長寿蔵』など......(すべて
長寿蔵にて販売しています)実際に作られた技術担当の方を目の前にしてお話伺いながら呑めて光栄でした。
で、せっかくお酒の先輩だらけなところで呑んでたのですからと、私が「燗」未体験だということで燗酒の手ほどきを受けました。ぬる燗とか、あつ燗とかの燗。あたためて呑む日本酒です。「いや、これはもう少しあっためた方がいいな」とかあーだこーだとみなさんスゴい。2年生ではまったくついていけません。とか言いながらだいぶ呑みましたけどね。美味しかった~。
日本酒は焼酎に押され気味、さらに若年層が全然お酒を呑まなくなったという逆風吹くなか、お酒を愛している方々のお酒を大切に思う気持ちをうかがうとウルウルしてしまいます。(涙腺が弱いお年頃)
当然、
超特撰白雪 原酒山田錦 ANNAROCKもたくさん呑みました。というかこのお酒って、お酒とお酒の間に口にするとスカっとします。ロックで呑むからでしょうかね。お店で出されて呑むのは初めてでしたが、これって焼酎は呑めるけど日本酒は駄目、という方に超オススメかも。ロックで呑むことですっきりして、抵抗無く呑めるはず。改めてウマイ!と思った!
稲作文化が定着してるのは日本だけではないですが、このように、米と水だけでもんのすごいバリエーションのお酒を、徹底した品質管理の下で作ることが出来るのは、一万年の縄文文化...人間が自然の一部として調和していた時代の文化が下積みにあるからだと思う。弥生文化だけで出来る代物じゃない、決して。1粒の米にも神を見いだせるのですよ!こんなことを考えるようになったのは岩手の鬼のおかげだし、まぁこの3ヶ月で日本人を一万年前から考えるようになり、いろんなものが見えてきました。そんなわけで(?)、日本酒がますます美味しいです。
で、前回のエントリで書いたように、翌朝の利き酒の後の失態があったから、帰りの伊丹空港で「100円で呑める利き酒コーナーがある」と聞いてはいたけど何となく罪悪感...。

とか言いながら呑んじゃった。3銘柄呑みましたが、最後は小西さんの「クラシック白雪」(左下)で〆。大阪万博開催に埋没されたタイムカプセルの中で30年間生き続けた麹菌を使って仕込んだ純米酒!ロマンチックでしょ。旨かった!
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