岩手より戻り、2日おいてすぐ次は伊丹(兵庫県)に行きました。
小西酒造さんのところに出向くためです。こちらで
美味しいお酒をしこたまいただいたり、ここでもまた感動したりするのですがお酒の宣伝等は次回にまとめますんで今回は帰り際に遭遇した
事件について。

到着した日、これまた見事な快晴で、せっかく来たから...と無理を言って伊丹にある神社にいくつか行きたい、とお願いをしたところ、快諾してくださいました。

猪名野神社の茅葺き屋根。イナノ神社と読みますが、「稲」から来ているようです。伊丹はとにかく
稲との関係が深い古い町です。御祭神はスサノオ。スサノオとは特異な神であり、実在の人物であろうという説をただいま勉強中。

枝社(?)というのでしょうか、護国神社もありました。他、厳島神社を模した枝社や、えべっさんやいろいろありましたが、なかなか気持ちのよい神社でした。

これは次に行った素戔嗚神社にあった、日露戦争戦○記念の塔。○部分は解読できず。形に惹かれた。
とまあ、二礼二拍手一礼を繰り返してきたわけです。つい先日も箱根神社というパワー満タンな神社で大吉を賜りましたし、そこらじゅうの神社に行ってはパンパンッとお詣りしているのです...。
で、
伊丹から「椿も乃」をお願いしている職人さんに会うために阪急電車を3本乗り継いで京都に向かいました。ところが
朝から利き酒していたのと寝不足とでだい~ぶウトウトしていたのです。そして河原町で降りた時...か、か、か、鞄が無い!!!!!という恐ろしい事態に!
お土産やら大きいボストンやらとにかく持ち手だらけで、全然気づかなかったのですよ。でも一番大事な鞄でした。
財布(カード類たくさん!)やデジカメ、名刺、
帰りの航空券!などとにかく大事なモノすべてここに入れていました。
どん~なに酔っぱらっても財布だけはきっちり抱えてるし、ありえない!とばかりにウトウトしていたのでてっきり置き引きだああああと思い込んでしまいました。
まず阪急の鉄道員に「荷物が....!」と説明をします、が、よくあることなのでしょう、対応が非常に良くないわけです。あきらめて交番へ一直線!まずVISAをストップして...とか銀行のキャッシュカードを止めてなどしてから、幸い携帯はコートのポケットの中だったので、小西酒造さんに飛行機の件をお知らせし、職人さんに電話をし..などもう絶望的な気持ちでおりました。
そこで、私は
自分の中の醜い部分と出会います。「私の隣に座ってた男の子が怪しい!!」と.........。でもね、その人Nikonの一眼レフ持ってたし、そういうことする雰囲気じゃなかった。でもほとんど空いてたからその人以外、隣に座った人いなかったんです。あぁ、疑いの心がむくむくと.....。交番の方も「置いて来ちゃって紛失なのか、取られて盗難なのかではこちらも対応を変える」とのことで、わかんない~~~っと悶絶。そこへ
職人さんもいらっしゃいました。盗難でも紛失でももう中身のことは諦めなければならないのか???
駅の忘れ物センターに電話をしてみた。調べるので5分後にまたかけてくれと言われる。5分が長いし、携帯のパワーがあやしくなったので交番の電気を拝借し充電。で、長く感じた5分後に電話してみると....
「ありましたよ!」
の一言。きゃああああああっ。うっそ~、と。
そう、1本目の3つくらいしか駅がないような短い電車の中ですでに私は落としていたのです!!落としていた駅のオバちゃんにしかられました、「そんな大事なもんばっか入ってるのに、ちゃんと抱えておきなさい」と。はい、その通りです。「いい人ばっかりじゃないよ」と。
自分は絶対そんなことしない、などという愚かな過信、さらには隣に座った男の子を疑うという心の醜さ、ほんっっっとうに
猛省しました。でもそのオバちゃんは「でもこんなに全部きちっと戻ってきたんだから、日頃の行いがいいんだね」と最後に優しく言ってくれました。いいえ、このように私の心は醜いです、でもきっと、
神のご加護があったんだと思います。伊丹の神様、もしくはご先祖様、とにかくどなたかの力添えがあったのでしょう。
航空券の再発券のためにまたもや小西さんに、京都にいた数時間に必要なお金をすべて出させてしまった職人さんに、交番の方に、疑いを勝手にかけてしまった男の子に、と方々に迷惑をかけました。この場を借りてお詫びいたします。。。。このようなアホに手を差し伸べていただき、
本当にありがとうございました。
なのでみなさん、荷物多い時の管理にはくれぐれもお気をつけください。
そして私はこれからも感謝しながら神社巡りをしていこうと思うのでありました。
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