昨年9月より
小西酒造さんのおかげで開眼した日本酒の美味しさですが、今年9月よりめでたく2年生です。普通の1年生にくらべると多めに呑んでるとは思いますが、まだまだひよっこ。勉強と称して『
純米酒フェスティバル』なるイベントのため椿山荘に行ってまいりました。

これで...四分の一のお客さんしか写ってないですね。総勢600人が呑みに!(ちなみに午前の部もあり、そちらも600人!)自分も含めて600人も日本酒呑みに来たってすごいですね。業者の方はわかりませんが、基本的に酒に弱い人は無理なイベントなので飲み助だらけということです。すごくおかしい。
当方は誘ってくれた編集Oさん、私と同じ思想のライターのMちゃん、
平松昭子さんの日舞の発表会で一度お会いしたTさん、そして高校時代からの友達Sとその嫁Tっちの6名で参戦です。
出展された蔵元さんは全部で45!ずら~~~~~~~っです。そこに「利き酒グラス」を持って回っていきます。利き酒グラス以外にも「味わい券」なるチケットを5枚もらえます。こちらは普通のワイングラスについでもらえるのです。でも利き酒といっても結構たっぷりついでくれるし、いろいろ呑むために味わったら捨てるための場所もあるのですが、最初はもったいなくて全部呑んでたりしたから、味わい券(ガッツリ券と呼んでいた)はとても使い切りません。あっという間にハイテンションです。45銘柄と一口に言っても1銘柄につき「純米」「純米吟醸」「純米大吟醸」「ひやおろし」「山廃」「古酒」「無濾過」「雫酒」などの組み合わせで何種類もあるのです。さらに同じ種類でも山田錦と美山錦、など酒米の種類でもまた違うものができます。全部制覇!は当然無理なのでテーマを決めるなりして絞り込んで当たっていくことになりますね。私は始めは「ひやおろし」をテーマに各銘柄回ることにしました。ひやおろし、とは冬に仕込んで、夏の間に涼しい蔵で熟成させたお酒です。....が、途中で当然わけわからなくなっちゃいました。テーマも何もあったものではありません。それに友達が「美味しいよ」と言えばどれどれ、と呑んだりするし、いやいや、日本酒まつり!やんややんや。

結局最後のテーマは「日の丸」になってますね。「白鷺の城」という銘柄。デザイン素敵なので撮らせていただきました。お酒も無濾過であまり精米していないものがとってもおいしかった。

あ、着物は塩沢紬の単衣、男物の反物で仕立てたものです。襦袢もまだ単衣。帯は生紬地に更紗柄でお気に入りのもの。

日の丸醸造さん!ジャケ呑みならぬ名前呑み!こちらは現存する日本最古の酵母を使って江戸時代の古文書から作った「百年前」というお酒です。この蔵の名前のせいで、右の人からも左の人からも電話が来たりするそうですよ、ウケた。

私がガッツリ券で呑んだ後は蔵元さんが持参したこちらのお酒は終了~。ありがとうございました~。
いやぁ、日本人なら日本酒!と、まだまだ2年生のくせに偉そうに思いました。そもそも高校生の時に悪い日本酒を呑みゲロゲロしてしまい、以来日本酒には手を出さなかったのですが、大後悔ですよ。今まで呑まなかったにせよ、こんなにまとめていろいろ呑むと自分の好みというのがはっきりしてきます。とてもよい機会でした。
小西酒造さんのところでもろみがプツプツと湧いて生きている様子を見たことを思い出しましたよ。ぷつっ....ぷつぷつ....とね。米が変身するシーンを。同じ米と同じ水、同じ環境で作っても、生きているから変わります。それでもなるべく均一のものを作ろうとする日本人の努力。米と水だけでつくる日本の宝、日本酒。う~ん、素晴らしい。
最後にお土産で1人1本、出展されていた蔵元さんからお土産がいただけます。誰に何が当たるのかはわからないのですが、私がいただいたのは「
浜千鳥」、これはなんと岩手のお酒です。まだまだ岩手との縁は切れていません。
そして、しこたま呑んだので、我々6人は日曜であまり開いてるお店の少ない神楽坂でさらに呑み続けて盛り上がりました。でもさすがに日本酒まみれだったので地酒もたくさん置いてあるお店だったにも関わらずみんなウーロンハイなどを...。おかげで二日酔いにはならず!私は特に純米酒にはこだわってないのですが、これだけお酒が呑めるイベントは素晴らしい。酒飲みにはおすすめです!日本酒の秋スタート!
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