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ツバキアンナ

Author:ツバキアンナ
画を描いたり、意匠を考えたりしながら、酒呑み&そのためのランだけは頑張ってる日々。

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つい先日まで、江戸東京博物館で『大浮世絵展』という企画展が催されていました。
もちろん行きましたとも!!

でも、でも、もんんんのすごい人、人、人!!
平日の昼に行ったのにもう本当に人が多くて
全然ゆっくり見られないんですよ

好きな作品をかぶりつきでじ〜〜っくり見たい!という欲求はほぼ果たされず
作品をたくさんみて楽しかったけどどうもストレスがたまっていました


そこで横浜美術館なう!
魅惑のニッポン木版画
日本の木版画といえばもちろん浮世絵もありますし
まずは行ってまいりました

IMAG0990.jpg
いやー、空いてる美術館て素晴らしい(笑)

いや、本当に
好きな気に入った作品をじーーーーーーーと見つめてても誰に気兼ねすることも無い!!


江戸時代の生活に密着した木版画、それは双六だったり千代紙だったり
浮世絵というか錦絵だけじゃなくて他にもいろいろ!
富士山を真上から見た地図もあった

あれを全部彫って摺ったんだから本当に数多の職人がいたんですよね、すごい

そして江戸時代→明治時代になり大好な芳年の作品が数点あり気持ちは上がります

そして時代は大正時代になると
西洋の文化がダダダ〜と入ってきて、木版画の世界も西欧化が進みます
モダンで抽象的な版画が多くなります

このあたりに写真機が入って来てるので、かつて写真の役割を果たしていた伝統的浮世絵が
微妙に衰退してくるんですね
対照的なシンプルな作品が多くなります

しかーし!!
江戸時代の浮世絵に魅せられた外国人画家が多く日本にやってきます
彼らは浮世絵の技法を学んだりして外国人目線の浮世絵を次々と発表し
これはまた新たなフィードバックとして日本人の画家にも影響を与えます

このあたりの版画を新版画というそうです

...ていうか全然知らなかった!!!!!!!!!!!(恥)
もちろん個別の作家は知ってましたがそのカテゴリを新版画と呼ぶとは!

というわけで非常に面白かった
技法は浮世絵なのに目線が外国人目線...

そしてその中で見つけた今日一番グッと来たのがこちら
DSCN6114.jpg
ヘレンハイドBaby talk

なんという...!これよ、これ!!!!という
なんかものすごくビリビリジリジリ来ました
萌えたといえば萌えた!!

女性作家さんですね
いやー、感動

女性目線ならではの捉え方が見事です
でも筆致などはもろ浮世絵
普通の生活を上手に切り取った画に心ときめかせられまくりました

また観に行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!



追記:版画といえばこちらもすごいんですよ
『怪奇版画男』
マンガが全部版画で描かれてるものすごい実験作品
これも展示してほしかったなぁ〜
IMAG0991.jpg



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