3/21、春分の日でした。
以前、親友のイタリア人Mが「春分の日が祝日である日本はすごい」と言ってました。
太陽信仰の片鱗をここに見たのでしょう。
このように祝日には意味があり、むやみやたらに三連休にしてんじゃねーよ、と成人の日などによく思います。
(1月15日、もともと元服の儀が行なわれていたことを踏まえての祝日)
ちゃんと学校で教えるべき。
というわけで、ようやく春が近づいてることを感じます。
さまざまな状況があるし
とてもじゃないが春を愛でるという環境に無いという方もいるでしょう。
あぁまた今年も目黒川の桜を愛でることが出来る、というのは
本当にありがたいことだと思います。

春モードの装いでフレンチ。
羽織は椿柄。絞りでここまでの柄というのはもうなかなか出せないそうで(技術的な話でしょうか)
本当に貴重な1枚です。京都の藤井絞りさんの逸品。
衿にも椿の刺繍。
帯留は鎌倉彫で椿。
着物は関絹織物さんの大島。
帯はまさに博多で買った博多帯、ちょっと珍しい柄。小森草木染工房さんの。

この日一番春を感じた一皿。さより。絶品。いろいろ食べてますが久々にヒットした生のお魚。ありがたくいただきました。
日本酒が欲しくなった一皿でもありました。

色合いではこちらのデザートが春モード満開。
以上、広尾の
アニュにて。
年寄りみたいな言い方すると、とても若くてフレッシュなフレンチでした。
軽やかなのですがきちんとしてて良いお店だと思います。
でもせっかくですから日本酒でも春を。

尾瀬の雪どけ、
桃色にごり酒!東中野の
和酒バーしもみやさんで〆にいただきました。
逆にこちらはチョコレートが欲しくなるようなお酒。
でも目に嬉しい、春色のお酒です。花見に呑みたい!
東大が9月入学の導入を検討、だそうですが、
なんでもかんでも世界に合わせる=グローバル、だとは思いません。
少しは「日本はこれで行くから!」くらいの気概を持って欲しい、
と私は思います。
9月だと実りの時期に入るし、それよりは成長始まる時期である春が適当かと。
花粉で今年は目薬4種類も処方されて辛いものがありますが
それでも春は何か始まる、そんなアガル気分になれます。
今年はどんな春になるでしょうか。
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