青森の続き~伝統産業編。着物に興味を持ってすぐ知ったのは「地方それぞれに独自の織物、染め物がある」ということです。有名なのは大島紬や結城紬といった2大産地の織物がありますが、こちらはブランド化してるので着物に興味を持ったら割とすぐに知ることができる伝統産業品ではありますが、日本にはずずずいっっっと各地にいろいろあるんですよ、マニアックなものが!機会があれば少しずつ紹介していきたいです。
んで、青森に来たからには「こぎん刺し」を見たい!!と思っていました。こぎん刺しとは刺し子(刺繍というかなんと言うか)のスゴイもので、柔道着とか昔の火消しの半纏にも刺し子は使われていますが、こぎん刺しは、文様がもっと精緻な幾何学模様で、麻地に刺されています。でもお盆だし見渡しとお盆休みの呉服屋がちらほら...。でもお土産屋さんにはあるんですよ、こぎん刺しの小物が。
お土産が集結してる三角の大きい建物があって、その中を何を期待するわけでもなくフラっとしたら、なんと!あるじゃないの、こぎん刺し紹介エリアが!

そちらで作業されていたおばあさま。技法について少しレクチャーしてくれました。あぁやってみたい!私は裁縫しそうもないように見られがちですが、刺繍や編み物は超得意なんですよ。う~ん、やっぱりこぎん刺しの帯が欲しい!ここにはなかったけどいつか手に入れるぞ!と誓いつつ、

今回はとりあえず針山を3つ買いました。こぎん刺しの山の周りに木綿の絣布が巻いてあります。かわいい。さっそく使っていますが、2つは家族にでもあげようかと。中には米ぬかが入っていて、ぬかには少し油がついてるらしく針がさびないから一生使えるのよ、ということを青森の言葉でおばあちゃまが説明してくださいました。ありがとうございます。今まで使っていた針山では針が錆びて非常に縫いにくかったんです。

関係ないけど、お土産屋さんに売ってました。こぎん刺しに夢中になり閉店直前になっちゃって食べられなかったので写真だけ。

これは棟方志功記念館に咲いていたひまわり。久々に大きいひまわり見ました。「わだばゴッホになる」といった志功をしのんで、実際にゴッホが描いたひまわりと同じ種のひまわりを植えているそうです。棟方志功、改めてその作品の力強さにぼーっとしてしまいました。作品の一つ一つに命が注がれてるのが本当にわかります。
善知鳥神社にも行きました。宿のすぐ近くだったのでフラっと行きましたが「青森市発祥の地」だそうで。何となく相性が良さそうな気配だったのでおみくじなんぞ引いてみました。「吉」一瞬、シャバッと思いましたが、内容は好いことばっかり書いてありましたよ。神運は「ふゆがれの木もはるにおうて、みどりをふくむなり、雲のはれ間には月の光みゆ。」だって。上昇気運を感じました。ありがとうございます。
飲んべえの嗅覚で夜にはイイ旨い店を発見していますし、あんまりゆっくりできなかったけど、めいっぱい歩きましたよ。行ったことない県が実はほとんどだけど、この東北2県を皮切りに少しずつ全県制覇しよう~っと、思いながら!
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