
桜満開の景色とはうって変わって美しい新緑の季節です。
上着が要らず、さっそうと着物が着やすい気候なので、
週に3、4回着てたりして。

いつもの立道屋さんにて。自分デザインの刺繍紋入りの大島(泥、松煙染め)紬。

下の記事の写真を別方向から。
こういう柄では珍しく番手の細い糸の絣の雀着物に、勝山さんの半巾帯。
犬、竹、雀、が織られてるもので、雀雀の今日は雀が主人公。
3分紐はグリーンで、赤い鎌倉彫(?)の椿の帯留をしています。
これで銀座をほんの少しだけプラプラしたのですが、
銀座で着物着て歩くと、本当によく知らないおばさんに声をかけられます。
おばさんにモテても何の得にもならないのですが、それでも
「着姿がいいわねぇ」とか言われると嬉しいもので、
「ありがとうございます、恐れ入ります」と素直にお返事いたします。
着物や帯そのものを褒められるのではなく、銀座ではなぜか「着手がいいのねぇ」とか
「この組み合わせがいいじゃない?」とか、
トータルな雰囲気とかについてのコメントが多いのです。
実際に普段着られる方が多いのでしょう。
ということもあり銀座で着物着る時はちょっと気合い入ります。
1.モテ系(といっても男子ウケは浴衣だけかなぁ、オッサンにはともかく)
2.女友達ウケ系
3.カッコツケ系
4.通ウケ系
5.お祝い系(結婚式など)
と、勝手に5パターンにわけた着物コーディネートがあると思ってますが
銀座では4.の通にウケる系で攻めるようにしています。
ある意味ヲタク系なので、一般の方が見ても何とも思わないかもしれないということもあるやもしれない、でも、分かる人には分かるわよ!という感じです。
男子ウケは比較的イマイチ。(もろ私見です)

こちらは
椿も乃の新作。
実際はもっと色っぽい艶やかな色で「未亡人」な演出が出来ます。
「束ね熨斗」という古典的なモチーフをモダンにアレンジしましたよ。

新作ではないですが藤の季節なので。
地紋に大輪の菊を織った生地を使っているので春秋関係なく着られます。
以前は「生まれ変わったら何になりたい?」の問いにはすかさず「ミュージシャン♪」
と答えておりましたが
最近は「銀座のママ」という回答になりつつあります。
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