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ツバキアンナ

Author:ツバキアンナ
画を描いたり、意匠を考えたりしながら、酒呑み&そのためのランだけは頑張ってる日々。

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DSCN3243.jpg
近くにあった「絞り会館」というところで実演を見に行きました。職人のおばあさまが見事な手さばきでサクサクとギュッギュッと糸で反物をくくります。
糸で括ったところは染めても染料が入らないのでそこが模様になります。何通りもある括り方のうち、三浦絞りというものをやってらっしゃいました。
蛙の卵みたいな模様(失礼)見た事ありませんか?あれが1反で10万粒以上ですって!
型紙を置いて付けた丸い点を黙々と延々、ひたすら括るのです。
ここにも仕事人です。

「いつ始めたんですか?」と伺ったら「親のを見よう見まねでいつのまにか始めてたねぇ」ですって。
のんび~りとお話されるのに手はチャチャチャチャっと動いてます。
(動画撮ったのに間違えて消しちゃった。。。ううう)
70年以上ずっとやってらっしゃるとのこと...。尊敬。

DSCN3249.jpg
こちらの方は「巻き上げ絞り」という技法で括っています。

DSCN3250.jpg
ギャラリーに飾ってあったものなので多分純国産品で括りも染めも日本で、且つ藍だと思うのですが、、、。そう、有松絞りでは中国に委ねている工程があるのです。もちろん全部ではありませんが。純国産品は価格が段違いに違います。残念ながら、どこの産地も職人不足は深刻な問題なのですね...。
とはいえ何となくこういう話は出来ませんでした。
ですから高くとも、いずれやはり上のクラスの有松絞りを購入したいと思います。
少しでも着る事で楽しみつつプチ貢献できればと。。。。

...で、しばらく口を開けて見てたのですが、もう1社行きたかったのでお二方に「近くに有松神社というのがあるはずなんですが」と聞いたら「え?知らない」とのこと。
「どこに行っても神社に必ず行く」と言ったら「ご利益あるの?」って聞かれて
確かに考えたことはないけど「どこ行っても晴れます」と行ったら「ありゃ、そりゃご利益だわ」とww。
では今から行ってお二人の分もお参りして来ます、と言って向かったのは有松神社


DSCN3275.jpg
これまただいーぶ坂の上にありました。汗タラタラ流しながら探しながら歩いたのはアラハバキ神社を探してる時と状況とかとてもかぶりました。

DSCN3278.jpg
詳しくはわかりませんが、日清日露戦争でなくなった英霊を祀ってるようです。
職人のおばあさま2人がずっと安心して仕事が出来るように見守りくださいとお参り。

DSCN3272.jpg
おお、桶狭間が近いのですね。戦国時代よく知らないんですけど、また来たら行ってみたい。

DSCN3251.jpg
これはお米屋さん。

お参りの報告をしてから帰途につきました。
「また来なさいね、待ってるからね」と言われてちょっとホロっと来ました。
次に来たら括り教えてくれるそうです。
仕事は楽しいよ、といいながらサクサク手を動かす姿をじーっとしばらく見てましたが、1つのことを淡々とずっとやり続けるって、本当に大事だなと思いました。

私も仕事人と呼ばれる日が来るまで淡々とやり続けよう。やっても来ないかもだけど。
半日ほどの行程でしたが満足。また来ます。


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こんばんは。
先日、有松絞りの事でコメントさせてもらった者です。

数年前、鳴海町に出張とはいえ1ヶ月近く滞在してたのですが、
こんな伝統があるとは、全然知りませんでした。ちょー庶民的なというか、もう民家?という感じの旅館に滞在してたのですが、地元の人からも、そんな情報は聞かなかったし...。まあその頃はそういう物事に触れようとする意識もなかったのですが...。

最近、少しづつですが、歴史とか伝統とかにもアンテナを向けてきてるので、あと日本酒も飲むようになってきたので、いつも興味深く読ませてもらってます。

これからも、楽しみにしてます。

【2008/09/05 Fri】 URL // ミズノ #- [ 編集 ]
鳴海は有松から駅2つ目ですよね?降りようかどうか悩みましたが今回は有松で既にお腹いっぱいだったので見送りました。
日本全国足元のお宝にはなかなか気付かないことが多くもったいない話なのですが、ミズノさんのように、感じている方がいると思うと私も嬉しいです。

日本酒の秋到来。いろいろまたレポいたします。どうもありがとう。

【2008/09/06 Sat】 URL // ANNA #- [ 編集 ]

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