...は平泉で詠まれた句なのではありますが、なんとなく。
仙台ではとりあえず牛タン!しかもチェーン店じゃなくて!でリサーチして歩いて言ってきました。

ブ厚い、、、食べてる途中から、タンは「舌」だということを明確に感じるようになり...。
くそみそに暑い中、とりあえず多賀城跡とアラハバキ神社を見ないことには帰れない!と駅に戻るのですが、

ゴールデン街に屋根を付けたような横町を発見、夜は楽しそう。また来たい。

なかなか味のある絵のポスターを発見。とりあえずこの製作者と話がしてみたい。喧嘩になるかもだけど。

在来線東北本線。ドアはボタンを押して自分で開けるというシステムに気付かずしばらくつったってました。危うく乗り過ごすところに。
ユル鉄としてはこういった風景はたまらなくキュンと来ます。
国府多賀城駅で下車。駅に併設の観光センター(といっても掘建て小屋)にいたおじいさんに「アラハバキ神社はどこですか?」と聞いたら地図をくれた。でもどの地図も神社の周りに道がない、、、、えええええ?
「東京から来た?そりゃあああまあああ」と感心だか呆れてだかしつつ「アラハバキは氷川神社にいるよ」と言われた!ええええっ!氷川神社なら近所にもありますがな!
また調べることが増えてしまいました。どういうこと??

暑い、暑い、暑い。
延々とこんな道。車は通るけど歩いてるのは私だけ!ずっと!ちょっと不安!
ヒール履いてるしなんかもう暑くて気管支炎でゴホゴホ言うし、苦行というか修行してる気分に。

道ばたの向日葵。

ずっとこんな道。誰もいない。

あらら、方向間違えちゃった。これは陸奥総社宮。良いたたずまいの神社。とりあえず参拝。

可愛い手水の説明書き。

暑いのにここはなんか涼しい!ひゅーっとイイ風が吹きました。なかなか良い神社で満足。
さて、肝心の
アラハバキ神社がどこかわからん!
テクテクテクテク逆方向に歩いてみること5分、神社らしきものは全然なし。
ところが民家と民家の間にこんなものが!!

ま、まさかこれが?神社じゃなくて「跡」なの?
とりあえず間の道を進んでみる。


なんか人の家の敷地内っぽい、、、
きゃーーーーー、ありました!


シブイ。渋い素敵な鳥居。
鳥居をくぐると、こ、これはどう見てもどなたかのお家のお庭。。。


これが拝殿....。シブイ。渋すぎる。
デカ摩羅ーー、素敵☆

というわけで無事に参拝できました、アラハバキ神社。
荒脛と書くのは、縄文先住民長脛彦(ナガスネヒコ)の流れを汲むからでしょうか。アラハバキについては諸説ありすぎて何が何やらなのですが、この多賀城という朝廷が蝦夷を治めようとするために築かれた場所にアラハバキを祀ったのは「夷をもって夷を制」しようとしたからだということです。
ハバ=蛇、という吉野裕子さんの著書にもありました。蛇信仰の流れであるとも。
蛇ってことは竜にもつながるのかしら?
(私の後ろには龍がいる、と言われたことがあるけどその流れでアラハバキが気になるのでしょうか)
氷川神社ってことは出雲系の神と関係あり?
脛とあることから足や下半身にご利益があるとも。だから靴や摩羅がたくさん奉納してある。
いろいろよくわからないことだらけですが、大昔、この日本の地にいた神であることは間違いないし、そして天孫族や仏教なんかに追いやられていったことも悲しい事実なのでしょう。つまりこの神を信奉した人々が追いやられていったということで。
敗れたとしても何もしなかった訳ではなく、誇りを持って戦ったのでしょうね。
今でもどこかで東北の地や私たちを見守っててくださいとお願いしてみました。
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