
満開。散り初め。
櫻といえば春、春と言えば色事。江戸の色事は大らかで楽しい。実際に江戸を生きたことなんかないけど、文献を漁る限り、色ごとがもうぐちゃぐちゃで面白い。
「おぢさんを まかしたと乳母 茶臼なり」
乳母が子供をだますのです、おっちゃんをやっつけたよ、といいながら騎乗位。
「とろろの出来も 摺こぎの摺り加減」
まんまですね
「その味を 知らぬは指の 親子なり」
入るのは真ん中の3本の指だけだから...
川柳などなど楽しんでいた様子のわかるものがたくさん残っています。
男色もものすごい盛り上がりを見せていた江戸。今で言うタブーはあって無いが如し。
「死ぬ死ぬと 泣いて嬉しき 床の海」
いいですね。情景が浮かびます。
どんなに忙しくても枯れず、この句のように楽しくやっていきたいと
櫻を愛でつつ思ったのでした。
スポンサーサイト