2日前参拝時に引いたおみくじは「吉」(ここ2、3年どうも良いのが出ない)。
だけど書いてあったことはとてもいいことでした。
正しきこところをばうつしえぬままに、ふと目にたつ所どもを似せ候こと、
極めてあしく候なり。
by 尊円親王
どうやらこれは書道の心構えのことで、
見る目が二流三流のところで低迷している時には、真にすぐれたものよりも、二流三流のものにかえって目が移る。
大事なのは正しい基本をしっかり習得する事で、同時に一流のものをたくさん実際に見る事だ。...ということだそうです。その通りだと思います、なかなか出来ないけど。
というわけで先日は食の一流、ジョエルロブション@恵比寿に行きました。5~6年ぶりの再訪です。

前に来た時と内装が変わってモダンになっていました。赤い部屋、紫の部屋、私がいるのはシャンパンゴールドの部屋です。前回来た時は料理は最高なのにギャルソンが最低で、なんという不遜な態度!と思う事が多々あり二度と来ねえぇ!って思ってたのです。でも料理は覚えていたんですよ...美味しいから。
どうやら経営者が変わったらしく、だったらまた行ってみるか!ということでのランチ。
う~~~ん。大満足。サービスは前回と大違いのかゆいところに手が届くものだし、料理の説明もよかったし、笑顔もナイスでした。そしてやはり料理。ロオジエ@銀座がシェフが変わってしまったとのことで、何となく足が遠のき、年に1、2回とはいえガッツリフレンチを堪能できるところを見つけなきゃと思っていたのですが、ロブション、とても美味しく、気持ちよくお腹を膨らませることができました。また行きたい。

ミッシェルロランという人がプロデュース(?)したワインだそうで。非常に美味しかった。また飲みたい。

コンソメのジュレの上にカリフラワーのソースがかかっています。(ウニ入り)シェフのスペシャリテ。絶品。前回食べたのはキャビア入りバージョンでしたが、美味しかったので記憶に残っています。点々も可愛い。

連れが食べたメインのポーク(岩手産)。

この皿の上の一筆がカッコイイ。
まだまだたくさん食べたのですが写真を撮らなかったり撮り方悪かったりで...。
ここは器もシェフが作ってるそうです、まるで魯山人。
シェフもまたアーティストなのですね。まんぞくまんぞく。
そうそう、帰りにお店の方に「それいいですね」と私の着物...と思いきや、いつも着けているharakiri作の髑髏リングを指して言ったのですよ。そしておもむろに「私も..」と言いながらカフスボタンを見せてくれました。
髑髏の!そんな風に見えないカチッとした方なのに、この見えないオシャレにちょっと感動。
さて、この
美味しい効果と
キヨシロー効果と
参拝効果が
三つ巴となり、
今日は本当にカッコイイ作品が描けました。私が言うのだから間違いありません。
個展にもコレ飾りたいなぁ。
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