劇団☆新感線の
『IZO』を見てまいりました。
『五右衛門ロック』のご縁です。

『IZO』は東京はそろそろ最終日ですが大阪公演はこれからだし、ネタバレになってもイケナイので言えないことばっかりですが、もう最後はボロンボロン泣いてしまいました。切ない、切なすぎる!人間の存在自体が切ない!森田剛くん、完全にこの舞台での以蔵を獲得していました。
舞台って歌舞伎以外だと後輩がいる
大駱駝艦とか、友達が座長の
ひげ太夫は縁があり、かつとっても面白いのでよく見ているものの、他の舞台はなかなか機会がなかったのですが、今日でいろいろ変わりました。
舞台ってすっごい!友達や知り合いに舞台好きが何人かいますが、ようやく気持ちがわかった次第。DVDとかネットとかいろいろ便利になってもやっぱり生の威力って確実に強大。
面白い演出がたっくさんちりばめられていますが、血が
ブシューと本当になるところにびっくり。以蔵の時代=幕末なので血が出まくりでしたが、そこにはいちいち反応して感動しておりました。
歴史モノは解釈し表現する人によっていろいろ変わります。
岡田以蔵は司馬遼太郎氏の小説、三池監督の映画と見てきましたが、いろんな切り取り方をしています。気になる男、なんですよね、以蔵って。そしてこの『IZO』岡田以蔵は本当にせつない。まっすぐにか走れず、ぶつかるまで止まれない生き方...。せつない。
余韻がしばらく残っておりました。
余韻と言えば、脳内しばらく土佐弁や「~もはんど」といった薩摩弁が飛んでいました。でも実際発音するのって難しくて口から出る事はありませんでしたが。
自分にとって久々の幕末モノ、
男達がたくさん血を流した時代を五臓六腑にしみわたるまで堪能できて、大満足でした。
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