さて、記憶の薄れないうちに書いておこう。
どんより曇った小松空港からしばし車で福井方面に海沿いに行き、
経路案内標識に「永平寺」の文字が多くなってきて、、、となってそこに黒龍酒造さんがあります。

どどーーん、重厚な趣たっぷりの母屋。

大きな酒林。杉玉とも言います。
酒林はどこで見ても大神神社に行ったことを思い出します。
そして
黒龍酒造代表の水野さんに蔵の中を案内していただきました。

まず仕込み水をいただきました。
あぁ、写真をもらいそびれたけどこのお水、「水色」なんですよ、
水色!タンク白いのに不思議です、そしてミネラル分もそんなに多くないそうです(軟水ですし)
なんというか普段ついた垢とか穢れとか
全部浄化してくれるようなキンとしたお水でした。

蒸米をいただいてます。
あ、この格好、見学者全員マストなのですがきちんと用意してくださってました。

蒸米。あ、でもこの写真は菌を振った後かな?
蒸米は酒米なので味は、、、よくわからず
咀嚼するうちに甘くなるのでそれを言ったら、米自体ではなく唾液で甘味が出てるだけとのことです。
はー、これが酒になるとはいまだに不思議。

絞った後のできたてホヤホヤもホヤホヤの新酒!!
もう、本当に五臓六腑に沁むケガレなき酒、そしてちょっとだけ発泡感があります。

たくさんのタンク、ここにお酒が、、、ここで寝たいくらいです(寒いけど)

同じ山田錦とは思えない背丈の差!毎年お米の出来はこのように異なるそうです。

左が黒龍の本醸造。
そして昭和復刻ラベルのもの。
本醸造は3月で終売だそうです!!慌ててお土産に買いました。
蔵見学はこれで2度目ですが、かれこれ7〜8年前が1度目、
記憶がとぎれとぎれになったところにこの2度目の見学。
1度目に見た時に出てきた感情を思い出しました。
そう、1滴1滴が米の命!水の、人の、すべての恵みを凝縮したものである、
だから大切にいただかなくてはいけない。。。。。
ついつい忘れてガブガブ呑んでしまうんですよね、
いかんいかん
日本の水、米、人、風土、技術、どれが欠けても日本酒は出来ません。
黒龍酒造さんの見学のおかげで改めて、そして心からそう感じることが出来るようになりました。
そんなわけで今日も呑む!
死ぬまでこのありがたい日本酒という美酒を健康に呑める身体をキープして呑む!
と決意を新たにしたのでした。。。。
あ!そうそう
『酒と椿』、全然ストップしてますが
黒龍を描いても良いという承諾を得ることができました、ありがとうございます!
新作お楽しみに!
次は永平寺と望洋楼の巻です!