オオミカジンジャと読みます。3日に行ってきました。
何で行って来たかというと、この神社には「
鬼」がいる!と聞いたからです。でもこの
鬼っていうのはこのブログでも何度か書いてますが、角があって虎柄のパンツの~ってな鬼ではありません。一言で言うと歴史の敗者です。勝者に勝手にあしざまに、害を及ぼすみたいに言われた人たち...。
大甕神社に祀られている鬼は天津甕星(天香香背男ともいう)という神....神といっても実在した、土地を治めていた人です。

かっこいいたたずまいの鳥居。

この神社のある岩山全体に天津甕星が宿るそうで、「宿魂石」という立て札が。

裏の岩を登っていった先...高いヒールでは登れないような岩でしたが、そこにあるのがこのお社。

神社の由来の説明書き。○神甕星香々背男、とあるのがわかるでしょうか。○の部分は明らかに消されていて、同じようなところが数カ所あったので気になって神主さんに聞いたところ、「悪神」と書いてあったのをそれは違うということで消したそうです。誰かが抗議したのかも(笑)。わかります、負けた=悪、ではありません。もしかして負けた方が正しかったかもしれないし。
ちなみにおみくじは「吉」。吉と小吉ってどっちがいいの?でも吉にしてはかなーり良い内容でした。
願望:人の助けで調う
などなどどの項目も良いことばかり!旅では良い出会いもあるし、幸せもあり、縁談も整うそうです。
お参りした後地図も持たずに、ぷらぷらと歩いていたら今度は別の神社を発見。

泉ヶ森神社。ご祭神は天速玉姫命。参拝して、ご祭神だけ記憶してまたてくてく歩く。

やや!神様と同じ名前の醤油を作ってるお宅がある!ということで、正月にも関わらず迷惑かえりみず行ってみると、おじいさんが1人ひなたぼっこをしていました。醤油を作ってる場所が見たい、と言ったら快く見せてくれました。
正直、大甕という町の町並みはどうも...味気ないというか、最近建った家ばかりで足を止めなかったのですが、このお醤油工場のあるお宅は蔵もあり、またお宅の中を「見てってちょうだい」とおばあさまが言ってくれて拝見させていただきました。これが立派な日本の家!梁などを残してモダンにリフォームしていますが、昔は建築業を営んでいたとのことで、細部までこだわったお部屋がいくつも!同じ家を建てようとしたら億単位のお金がかかるでしょう。見ず知らずのいきなりやってきた怪しい人間にここまでしていただいて、、、嬉しかったです。神のお導きとしか言いようがありません。醤油もお土産にいただいてしまいました。。。お礼をしなくてはですね。

いっぱい写真撮らせてもらったのですが、1枚だけアップ。どう、この障子の細工の見事なこと!お手入れも大変だと思いますが、本当に手の細かいカッコイイものでした。
頭をひたすら下げてお礼をした後、またてくてく歩くと...

おおおおおお、美しい!

海が待っていました。しばし海をボケーーと眺めてました。泳ぎたくなる透明さ加減。

もう超イイ天気。冬の寒いのは苦手だけど、この冬独特の抜けるような
空は大好きだ。この像はかつて漁業(イワシだったかな..)に革命を起こしたなんとか芳松さん(記憶曖昧)という人のだそうで。海を見つめ見守っています。
ここまででこんな長くなってしまった!
大甕に行って改めて考えた
鬼に関しての話はまた次回~。
昨年の8月に鬼を知って以来、
鬼アンテナが出来て、見える風景も変わり、変化が続いています。