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ツバキアンナ

Author:ツバキアンナ
画を描いたり、意匠を考えたりしながら、酒呑み&そのためのランだけは頑張ってる日々。

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今日は、雑誌のインタビューを受けました。その時のコーディネートです。着物はお世話になっている岸文大島さんの大島紬。帯は椿も乃です。浅草桐生堂の三分紐に、赤い石の帯留。携帯はINFOBARですが、そろそろINFOBAR2が出るってことで、無事買えるか分からないけどお別れの時が近づいてるかも?根付けというかストラップは自衛隊キューピー。

もう写真がねぇ、少しずつ怖くなってますよ、引力の影響をモロ受けている自分にね。知り合いの知り合いがクリニックをやっていて、「ヒアルロン注射」とか「ボトックス注射」とかとっても魅力的なメニューがあるんですが、顔に注射なんてこわ~っ。しかも数万かかるのに数ヶ月しかもたないそうで。そこまでお金持ってないです。さてどんな顔で写ってるか...発売日頃に告知します。

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ですので後ろ姿で!今さら遅いけど。

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晴れた日の目黒川、今とてもキレイです。


Los Angels Timesで?かな?日本の捕鯨を反対する記事が載っているようですね。そもそも日本は江戸時代を謳歌し、エコ的にも、教育的にもうまくやっていた時に、アメリカは、そもそも捕鯨をするための食料や水の補給地として日本に開国を迫ったわけです。日本は鯨を全部使いきりますが、アメリカは肉など目もくれず油とってあとはポイっですよ、最悪。なのに今度はもう石油があるもんだから、くじらは頭がいいから獲るなと来た。笑かす。なんという横暴、自分勝手、無知、偽善。牛が頭が悪いってことですか?牛に失礼ですね。

NYで、日本酒大ブームも目の当たりにしたし、日本料理などの日本文化もびっくりするほど流行っていましたが、とてーも大事な根本的なことは伝わっていないのね、はぁ~ため息。まぁこちらが12,000年かけて熟成させた自然と対峙する文化を理解しろというのが無理だとは思うけど。...しまった、また負の方向の言霊を。。。アメリカの好きなところはもちろんたくさんありますよ、ええ本当に!.........ドアラのおしりを見て気分転換。

あ、本日のタイトルは単に火曜だなぁと思ったので。そういえばStonesのCDを家の中で紛失!いったいどこに....。
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今、慣れない作業に取り組んでいて、煮詰まれば煮詰まるほど引きこもり生活になるのですがやはりそれなりに溜まるようで、昨晩(今朝?)も友達に誘われたのをいいことに、代官山の梁へ。2杯くらい飲んだら帰ろうと思ってたのに、盛り上がり、じゃあ帰るかと時計見たら3時半...。またやっちゃった。料理はいつもおいしいし。東北が恋しくなり、ずっと「田酒」を呑んでいました。青森の酒です。

引きこもり作業の息抜きは本を読むこともあるけど、ネットで息抜きをすることが多い。最近ハマったのは「阿部ダンサーズ」。ヤマジュンは知ってたけどこんな進化をとげてるとは!驚いた。

さらに「ドアラ」にもハマっています。野球は全然興味ないけど。どちらも検索したらたくさん出てきます。どちらもある意味素晴らしいダンサーですが、自分がずっと踊りをやっていただけに、ダンスの上手い人(?)にはすぐ萌えます。

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そういえば先週もサクっと呑むつもりが遅くまで呑んでしまった。どうしても「1~2杯で帰る」が出来ません。


明日はインタビュー&撮影があります。椿も乃の帯を締めようと思います。なので肌が沈んでてはまずいので今夜は早く寝ます、おやすみなさい。
先日のとある日、私の一日は自衛隊づくしでした。
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まずは、朝霞駐屯地の見学からスタート!どんな人たちがこの国を守っているのかずっと興味がありましたが、ようやく訪問です。写真は「好きなだけどうぞ」と言われたのですが、いいのかないいのかなと及び腰で車の中からササっと撮っただけ。怯んでないでもっと撮ればよかった~~。

海外派遣についての資料室では、自衛隊の世界での活躍ぶりを拝見し、女性にしかできない分野での女性隊員の活躍ぶりもレクチャーしていただいたり、普段の報道などではなかなか知り得ない隊員のみなさんの身体を張ったお仕事ぶりに、ただただ「スゴーイ」としか言えませんでしたよ。人の命を守る仕事なんて、そう簡単にできません。世界のあちこちで水道の整備や、橋をかけたりとか、病院建てたりとか、ありとあらゆることをやっています。

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これは振武台記念館...座間にあった旧陸軍士官学校の皇族舎を移築したものです。

朝霞駐屯地はかつてはゴルフ場だったそうですね。
また、駐屯地内には「雄叫(オタケビ)神社」という神社があったそうですが、GHQに辱められることだけは避けたいと自ら壊して埋めたそうです。。。(泪)

『ワンナイR&R』で、ゴリ氏の落武者修行in自衛隊の舞台となったのはココです。レンジャーの訓練を体験してました。TVでもだいぶハードでしたが、実際はその何倍もハードな訓練だと思います。ちなみにこのワンナイのロゴは私が作ったものですが、その話を広報の方に話したら驚いておりました。ニコ動見られる方コチラどうぞ。

一般でも普通に入れる広報センター内にはいろんな自衛隊グッズがあるのでもちろんあれやこれやと買って帰りました。4~5時間の見学ではありましたが、想定以上の方々のお世話になりました、本当にありがとうございます。第1回目ということでボ~っとしか見られませんでしたが、もし!もしまた行くことがあればもうちょっと面白いレポートにしたいと思います。

で、この後は武道館での自衛隊音楽まつりに向かいました。平松昭子さんとその息子
ちゃんと一緒です。自衛隊の音楽隊は、厳しい選抜をクリアした人しか入隊できない、エリート集団なのです。音楽はもちろん、ビシっと隊列も組まなくてはいけないし、国賓の前でのミスは許されないだろうし、大変!でもおまつりでは、その楽しい部分を全部まるごと楽しめます。小学生の頃、実はトランペットをやってたこともあり、マーチングバンドは大好き!見てるとまたやりたくなります。

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私が好きなのはこの儀杖隊。かっけえええ。この緊張感には私なら耐えられません。動画で見たい方コチラへどうぞ。

また、自衛太鼓(和太鼓)の地響きというか地鳴りのするような地のうなり声のような音は本当にびっくりでした。またひとつひとつの動作がビシッピシィッと決まっていて、ほれぼれです。こちらもYouTubeなんかでアップされてますが、さすがに音が足りないのでリンクはしません。本当に身体に振動が伝わってビリビリ来ました。

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韓国の...多分出演した方なのでしょう、一緒に写真撮ってくれと言われました。平松さんは椿も乃制作の大雪輪で海と空を、私は茶の久米島紬で陸を表現、とは平松さんうまく言ってくれました。本当はこの日私はグレーの着物を着るつもりだったのが出かける直前に「なんか茶色だ!」と急遽変更したのです。無意識に陸上~なイメージがあったのかもわかりません。帯留めは赤い丸い石で日の丸をイメージしています、見えないけど。


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この後は、西麻布のBLACK ROSEというカッコイイお姉様たちのたくさん踊るバー(パブ?クラブ?)へテンションのやたら高い酔いどれ外人親父たちと行きました。キビキビした隊員やステージとはまったく逆の世界です。ろうそくたらしたり、ムチではたいたりさせていただきました。もう両極を行ったり来たりの日でだいーぶ疲れましたが社会見学と音楽鑑賞+舞台鑑賞(?)で、この日はとても有意義な秋の一日でした。
7,000通以上のメールをいただきました。ファンメールなら今頃まだまだ読み続けているでしょうが、残念ながらいわゆる迷惑メール、多分ほぼエロネタメールです。タイトルが「挿入はお早めに」とか笑えるけど、今日は笑えない。

この週末、「メールが戻ってくる」という声をいくつも聞いていておかしいと思いつつ、管理会社が月曜しか連絡取れないってことで、どうにも理由もわからなかったんだけど、結局この7,000通以上のメールのせいで容量が満タンになっていたのでした。もうホント、その名の通り迷惑メールだよっっっ。どんだけ~って言葉がまさに適当な集中投下でゲンナリ。

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ボジョレーヌーボーです。どうもなっとくいかない祭りなので呑まずにいたのですが、でもなんとなく季節ものだし...と近所のお店マダムキコさんでランチしたときに1杯だけいただきました。美味しかったけど私には軽いから、あれじゃあたくさん飲んでしまいます!でも旬(?)のものですしね、とりあえずいただきました。桜の風情のあるエチケットが可愛かったので思わず撮らせていただきました。タラのポワレを食べたのですがこれが激ウマ!ここは野菜を多めに、素材を大切に使ってるので好感度大のしょっちゅうお邪魔しているお店です。丁寧なスープは何の味の場合でもいつも美味しい。

それにしても今日は寒かったです。手洗いうがいを励行して残り少なくなった今年を乗り切りましょう。
この週末2日、ほっとんど外出しておりました。
早朝より自衛隊朝霞駐屯地見学自衛隊音楽まつり→テンション高い外人たちと西麻布のBLACK ROSEというボンデージバー(?)へ
翌日は昼から能楽堂へ→大宮で鬼と鹿→自宅近くのダイニングバーへ小西酒造の方と...

というわけで何かしらないけどみっちり疲れてしまいました。上記ひとつひとつのことが面白いんだけどそれらを書く体力もなく、さらに生理直前、私は精神的にかな~り本当に落ちます。ですんで今日はたたみかけるようにちんたらと読書三昧。ところがちんたらというわけにいかなくなった。面白すぎて!

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すべて熊谷達也さんという作家の著作。10/22のエントリにも購入したことは書いてますが、ここで一気に読了。いやぁ~~~~~~素晴らしい!隆慶一郎の作品をすべて読んでしまって以来、あれこれ読んでも何か埋まらないものがあり空白の時を過ごしてましたが、ここで一気に埋まりました。そもそも私は男臭い男の話が大好きで、という理由から女性作家の作品はほとんど読みません(男が男臭くないため)、といっても男くさい男を見事に描く作家さんは男でもそんなに多くありません。

『邂逅の森』の主人公はマタギです。数名で山に入り、熊を、シカを獲る。でもむやみやたらに金儲けに走るとかいうことは一切なく、熊を射止めるにしてもとても丁重に畏怖の心をもって挑みます。冬の山で極限状態になることでしか己の存在を確認できないという男汁系の男(自分で言ってて意味がわかりませんが)の話です。『MOONLIGHT MILE』も宇宙が舞台だけど極限状態にわざわざ自分を放り込む男汁系の男の話ですね。

こういう人たちのすごいところは本能と理性のバランス、だと思う。ものすごく猪突猛進な性欲やら獣に向かう狩人の本能がある一方で、山の神への畏敬、獲物に対し、自然に対し欲をかきすぎるとよくないことが起こるということもきちんと分かっているという理性もものすごく働く。長い縄文時代を作った日本の原住民はきっとこういう人たちで社会を形成してたに違いないと勝手に妄想しています。

厳しい自然に対峙する話を読みすすむにつれ、ページをペリペリめくって高揚していくのと対照的に自分の生活やなにやら全部うすっぺらに思えてきてしまう。自分はきちんと生きているのか?という素朴な疑問で何だかテンション落ち気味。いや、話は最高なんだけど。

『漂泊の牙』、絶滅した(と言われている)ニホンオオカミをめぐる話。めぐるといっても、実際はやはり主人公を始めとする人間たちの関係が真ん中にある。これはちょっとミステリ仕立て。でもやっぱり主人公は男汁系。

この話を読んで、私は「赤ずきん」を恨んだよ!日本では狼はずっと本当に身近な動物で、山の神でもあったのに...。オオカミがいなくなったことでシカやイノシシが増えすぎて山の生態系も崩れていってしまっているとのことだけど、そういうことはどうして大きく伝えられないのでしょうか。

それにしても戦後に日本が失ったモノってほんっっっとに山ほどあるのですね。江戸にずっと興味を抱いて来た私ですが、東北の文化に重心が移るにつれ、その失われた加減が尋常じゃないことにさらに気づく今日この頃です。そもそも日本人=農耕民族とか誰が言いだしたのでしょうか、間違ってはいませんが、それはすべてじゃないし、日本文化を見る上でそれを前提にしてしまうと絶対何かを見誤る。

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手前(木の下の方)は緑だけど、上は黄色で半々。

『山背郷』は短編集です。手軽に読めるのでオススメするのはやぶさかではありませんがやはり『邂逅の森』!これを是非読んでいただきたいです。これから寒~くなるのでちょうど雰囲気出せそう。そしてどんなに寒くても、読了後になんだかヒュ~と冷たい空気に触れられたくなります。

で、熊谷達也氏の作品はまだまだあるんで、早速買い込み(クリックし)ました。

そういえば私が一番好きな手塚治虫作品は『シュマリ』であることをふと思い出しました。シュマリと『邂逅の森』の主人公富治、峯とイク、かつての女である妙と文枝は結構ダブります。果てしない大地とともに生きる男女の営みと北の厳しく優しく厳しい自然に乾杯。
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超特撰白雪原酒山田錦ANNAROCK、販売開始から売れ行き好調とのことで...(涙)
ありがとうございます。

でも実際どこで呑めるのよっっていう感じですよね?もちろん今まとめていただいてますのでお待ちください...!

脇にある酒器、これ小西酒造さんがオリジナルでお作りになったものです。戦前のものだそうですよ、、、、貴重なものをいただきました(泪)。先日の伊丹訪問の際に初めてこれで呑んでみたのですが、呑み口がすっっごく薄いのですよ。で、他の分厚いぐい呑みと比べてみたら、、、、味が違うではないですか。びっくりです。器も大事なのですね~。あ、もちろんぐい呑みが美味しいお酒もありますよ。

ちなみにこの柄は「雪輪」といいます。着物の柄にもよく使われる定番の柄なのですが、雪をこのようにデザインした最初の日本人はすごいですよね。平松昭子さんがオーダーした椿も乃も雪輪柄です。

日本酒2年生の私も、最近では「とりあえずビール」をやらなくなりました。最初から日本酒をいただいてます。本格的な酒飲みになりつつあるのでしょうか、アル中にならないよう気をつけたいと思います。どうやって気をつけたらいいのかわかりませんけどね。

あ、あと日本酒のおかげで、タバコ全然吸わなくなりました。もともとそんなに吸ってたわけではないけど、私の口の中では日本酒とタバコが全然合わないんですよ。だからすんなり、、、。あと、とある酒蔵の方曰く、「アミノ酸いっぱい入ってるから、日本酒毎日呑むと肌ツルツルだよ」ということですし。ほんとか~~?!毎日ってアル中と背中合わせじゃございませんか?ちなみに私は入浴剤としてもふきとり化粧水としても使っています。確かに乾燥しません。とにかくアル中の心配以外は良いことばかりということでオススメでございます。


2007年の「男女平等指数」、日本は91位に後退
 世界経済フォーラムは8日、各国の男女平等の度合いを指標化した2007年の「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。日本は総合順位で91位と、昨年の80位からさらに後退。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071108AT1G0801S08112007.html


...だって!男女平等なんとかかんとかって法律まで作ったのにね。税金投入してるのにね。プププ。無駄無駄。ていうより、こんな指数なんかどうでもいいし、私は日本は十二分に男女平等(平等なんて言葉大嫌いだけど)な国だと思う、既に。というか元々。

アメリカでレディーファーストな場面に何度も出くわし、10代の私は「みんな優しいなぁ、日本男児と大違い」とか思ったものですが、今思えばレディーファーストは何だか馬鹿にされてるような気がするんですよね。いや、もちろんそういう場面ではきちんと「Thank you.」という礼儀くらいわきまえておりますけど。

私の知り合いの日本人でアメリカで働いてる人は、仕事中重いモノを持とうとすると止められるそうです「女にそんなことやらせたとなっては俺が上司に叱られる」みたいな理由で。ってことは女には平等に仕事が与えられてない→重要なポストにつきにくい、ってことじゃないんでしょうかねぇ。

私の周りの女友達の中に男女平等を!なんて言ってる人一人もいないです。いったい誰が言ってるの?そういう主張の人と私は議論がしてみたいですよ。ジェンダーフリーって横文字もわかんないし。でも「男女平等」でググったらザックザック出てきました、うさんくさいものが。

女性専用車両、とか結婚式の二次会費は女の方が安いことが結構あることとか、レディースデイとかはオッケーなんですかね?戦争は行かないでしょ?何か男女平等=不公平、に見えるのは私だけでしょうか。

私は1年しか会社勤め経験をしたことがありませんが、女の人でも部長さんいたし、私の上司だった女性はそのへんのボンクラ社員より優秀でしたし、ちゃんとそういう有能な人がきちんと活動できるような環境になってました。出産とかで待遇が少し悪くなったりするのも、当然のこととして受け止めてましたよ。

男は男らしく、女は女らしく、以上!ってことで終了!だと思うのです。どうしたって基本的に凸と凹なんだし。フェミニズムなんてポイっ。

もちろん私の画の中では、男らしく女らしくが表現されてる...はずなのですが、いかがでしょうか...。

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先日、渋谷のとある店で呑んだお酒。「モヒカン娘」ってネーミングもすごいけどラベルもびっくり。青森の蔵の純米酒だそうですよ。
ここ最近で読んだ(買った)本などを羅列してみた!

マンガ
『蔵人』尾瀬あきら 1~4巻
『へうげもの』山田芳裕 第5巻
『21世紀少年』浦沢直樹 下巻
『ボロブドゥール』太田垣康男
『大魔法峠』 大和田秀樹
『超大魔法峠』 〃
『野獣社員ツキシマ』 〃
『デトロイトメタルシティ』若杉公徳 第3巻


『日本の深層』梅原猛
『幻の漂流民 サンカ』沖浦和光
『山背郷』熊谷達也
『邂逅の森』 〃
『漂白の牙』 〃
『炎立つ』高橋克彦 第1巻
『消された覇王~伝承が語るスサノオとニギハヤヒ』小椋一葉
『大化の改新の謎』関裕二
『陰陽道とは何か』戸矢学
『「日本の神様」がよくわかる本』戸部民夫
『蝦夷 アテルイの戦い』久慈力
『人ありて 頭山満と玄洋社』井川聡 小林寛
『別冊太陽 骨董を楽しむ 木綿小裂』
『別冊太陽 先住民アイヌ民族』

amazonでついつい衝動買いして、本は半分が未読...どこから手をつけよう。カタイ本ばかりの反動か、マンガはギャグの比率が高くなっていく...

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関係ないけど、当時の日本の最高技術の結晶、大和の100分の1スケール。

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と、嬉しい私。
小西酒造さんとの縁で、去年の9月に初めて酒米の田んぼを伊丹の地で見て、さらにお酒をつくる工程を拝見したのがきっかけで、それまではまっっったく日本酒を避けていた私がその美味しさに目覚め、グビグビと呑み始めて早一年、おかげさまで楽しく2年生を迎えました。会社を訪ねるのも2度目になります。

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去年見た山田錦の田んぼ。

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神社などに奉納してあるものを見かけることも多々あります。白雪の樽。

ラベルデザインを手がけたお酒も無事に販売しています。たとえばこちらでお買い求めいただけますよ。

創業457年!ってすごくないですか?もうそれだけでため息です。アメリカの独立が1776年とかでしたっけ?230年?アメリカの倍の歴史です。ずっとお酒を作っているのです。日本は国も文化はどれもすごいですね、改めて...。現存する酒蔵では一番歴史のある会社なのです。お仕事できて幸せです。酒の神に感謝。

今回はもちろん打ち合わせに行ったのですが、夜はまぁ...そりゃあ当然お酒ですよね。
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この、かっこいい古い蔵の中にあるレストランにてありがたく呑ませていただきました、一通り。『淡にごり』『伊丹諸白』『亭主の酒』『長寿蔵』など......(すべて長寿蔵にて販売しています)実際に作られた技術担当の方を目の前にしてお話伺いながら呑めて光栄でした。

で、せっかくお酒の先輩だらけなところで呑んでたのですからと、私が「燗」未体験だということで燗酒の手ほどきを受けました。ぬる燗とか、あつ燗とかの燗。あたためて呑む日本酒です。「いや、これはもう少しあっためた方がいいな」とかあーだこーだとみなさんスゴい。2年生ではまったくついていけません。とか言いながらだいぶ呑みましたけどね。美味しかった~。

日本酒は焼酎に押され気味、さらに若年層が全然お酒を呑まなくなったという逆風吹くなか、お酒を愛している方々のお酒を大切に思う気持ちをうかがうとウルウルしてしまいます。(涙腺が弱いお年頃)

当然、超特撰白雪 原酒山田錦 ANNAROCKもたくさん呑みました。というかこのお酒って、お酒とお酒の間に口にするとスカっとします。ロックで呑むからでしょうかね。お店で出されて呑むのは初めてでしたが、これって焼酎は呑めるけど日本酒は駄目、という方に超オススメかも。ロックで呑むことですっきりして、抵抗無く呑めるはず。改めてウマイ!と思った!

稲作文化が定着してるのは日本だけではないですが、このように、米と水だけでもんのすごいバリエーションのお酒を、徹底した品質管理の下で作ることが出来るのは、一万年の縄文文化...人間が自然の一部として調和していた時代の文化が下積みにあるからだと思う。弥生文化だけで出来る代物じゃない、決して。1粒の米にも神を見いだせるのですよ!こんなことを考えるようになったのは岩手の鬼のおかげだし、まぁこの3ヶ月で日本人を一万年前から考えるようになり、いろんなものが見えてきました。そんなわけで(?)、日本酒がますます美味しいです。


で、前回のエントリで書いたように、翌朝の利き酒の後の失態があったから、帰りの伊丹空港で「100円で呑める利き酒コーナーがある」と聞いてはいたけど何となく罪悪感...。
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とか言いながら呑んじゃった。3銘柄呑みましたが、最後は小西さんの「クラシック白雪」(左下)で〆。大阪万博開催に埋没されたタイムカプセルの中で30年間生き続けた麹菌を使って仕込んだ純米酒!ロマンチックでしょ。旨かった!
岩手より戻り、2日おいてすぐ次は伊丹(兵庫県)に行きました。小西酒造さんのところに出向くためです。こちらで美味しいお酒をしこたまいただいたり、ここでもまた感動したりするのですがお酒の宣伝等は次回にまとめますんで今回は帰り際に遭遇した事件について。

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到着した日、これまた見事な快晴で、せっかく来たから...と無理を言って伊丹にある神社にいくつか行きたい、とお願いをしたところ、快諾してくださいました。

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猪名野神社の茅葺き屋根。イナノ神社と読みますが、「稲」から来ているようです。伊丹はとにかくとの関係が深い古い町です。御祭神はスサノオ。スサノオとは特異な神であり、実在の人物であろうという説をただいま勉強中。

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枝社(?)というのでしょうか、護国神社もありました。他、厳島神社を模した枝社や、えべっさんやいろいろありましたが、なかなか気持ちのよい神社でした。

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これは次に行った素戔嗚神社にあった、日露戦争戦○記念の塔。○部分は解読できず。形に惹かれた。

とまあ、二礼二拍手一礼を繰り返してきたわけです。つい先日も箱根神社というパワー満タンな神社で大吉を賜りましたし、そこらじゅうの神社に行ってはパンパンッとお詣りしているのです...。

で、

伊丹から「椿も乃」をお願いしている職人さんに会うために阪急電車を3本乗り継いで京都に向かいました。ところが朝から利き酒していたのと寝不足とでだい~ぶウトウトしていたのです。そして河原町で降りた時...か、か、か、鞄が無い!!!!!という恐ろしい事態に!

お土産やら大きいボストンやらとにかく持ち手だらけで、全然気づかなかったのですよ。でも一番大事な鞄でした。財布(カード類たくさん!)やデジカメ、名刺、帰りの航空券!などとにかく大事なモノすべてここに入れていました。

どん~なに酔っぱらっても財布だけはきっちり抱えてるし、ありえない!とばかりにウトウトしていたのでてっきり置き引きだああああと思い込んでしまいました。

まず阪急の鉄道員に「荷物が....!」と説明をします、が、よくあることなのでしょう、対応が非常に良くないわけです。あきらめて交番へ一直線!まずVISAをストップして...とか銀行のキャッシュカードを止めてなどしてから、幸い携帯はコートのポケットの中だったので、小西酒造さんに飛行機の件をお知らせし、職人さんに電話をし..などもう絶望的な気持ちでおりました。

そこで、私は自分の中の醜い部分と出会います。「私の隣に座ってた男の子が怪しい!!」と.........。でもね、その人Nikonの一眼レフ持ってたし、そういうことする雰囲気じゃなかった。でもほとんど空いてたからその人以外、隣に座った人いなかったんです。あぁ、疑いの心がむくむくと.....。交番の方も「置いて来ちゃって紛失なのか、取られて盗難なのかではこちらも対応を変える」とのことで、わかんない~~~っと悶絶。そこへ職人さんもいらっしゃいました。盗難でも紛失でももう中身のことは諦めなければならないのか???

駅の忘れ物センターに電話をしてみた。調べるので5分後にまたかけてくれと言われる。5分が長いし、携帯のパワーがあやしくなったので交番の電気を拝借し充電。で、長く感じた5分後に電話してみると....

「ありましたよ!」

の一言。きゃああああああっ。うっそ~、と。



そう、1本目の3つくらいしか駅がないような短い電車の中ですでに私は落としていたのです!!落としていた駅のオバちゃんにしかられました、「そんな大事なもんばっか入ってるのに、ちゃんと抱えておきなさい」と。はい、その通りです。「いい人ばっかりじゃないよ」と。

自分は絶対そんなことしない、などという愚かな過信、さらには隣に座った男の子を疑うという心の醜さ、ほんっっっとうに猛省しました。でもそのオバちゃんは「でもこんなに全部きちっと戻ってきたんだから、日頃の行いがいいんだね」と最後に優しく言ってくれました。いいえ、このように私の心は醜いです、でもきっと、神のご加護があったんだと思います。伊丹の神様、もしくはご先祖様、とにかくどなたかの力添えがあったのでしょう。

航空券の再発券のためにまたもや小西さんに、京都にいた数時間に必要なお金をすべて出させてしまった職人さんに、交番の方に、疑いを勝手にかけてしまった男の子に、と方々に迷惑をかけました。この場を借りてお詫びいたします。。。。このようなアホに手を差し伸べていただき、本当にありがとうございました

なのでみなさん、荷物多い時の管理にはくれぐれもお気をつけください。
そして私はこれからも感謝しながら神社巡りをしていこうと思うのでありました。

今日は伊丹から日本酒の旅(ウソ、仕事です)より帰ってきたのですが、まずは先週末のめくるめく鬼鹿ツアーのお話を。8月から3ヶ月毎月行っています。毎回台風と一緒に。

私とイタリア人の友人MRと彼女のYMとその子供コーコと友人MSと、谷地鬼女さんとで鬼鹿祭りの前夜は私が北上に行くと必ず呑みに行く居酒屋さんでまずは前夜祭。台風と一緒に行ったので、雨がすごかったのですが、呑みの席は大盛り上がり。うまい岩手の酒(あさ開、南部美人)と店主のいつも通り激ウマメニューを楽しみながら、蝦夷の歴史について白熱した議論を!

しかし、本当に飲み過ぎまして。翌日は着物着ようと思って持って行ってたのに、とてもそんな気分になれないほどの二日酔い。
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なのにこんなにいい天気!台風一過の冴えた空気で青空の美しいこと。。。。あぁ、頭が痛いのがうらめしい、でもMRもかなりテンション低いし、みんな寝不足だし。

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紅葉も始まっていました。これは鹿踊の舞台となる、江刺にある「藤原の郷」という、大河ドラマのロケ地として頻繁に使われているような広大な敷地の中で撮ったもの。

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鹿!!!カッコイイ!!でもね....この公演の後にアンパンマンショーがあってね、でかでかと「アンパンマンショー!」みたいに書かれた看板の前で舞があったので、ちょっと興ざめ。確かにアンパンの方がチビッコの集客力があるからか仕方ないのかもしれないけど、鹿目当てに行った私としては、もう残念無念。せっかくの屋外公演だったのにい...。
ですが、もちろん鹿自体はとても神々しく、何度見ても清々しい気持ちになります。

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次は北上に戻って鬼!御免町鬼剣舞の方々のこの青い空の下の公演です。う~ん、美しい!

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お客さんは老若男女、かなりたくさんいらっしゃいました。小さい子供が鬼の舞と一緒に真似して躍ってたり。

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頭に生やしてる毛を御免町の踊り手さんに見せていただきました(隊長さんのかロンさんのかどっちかわからなくなってます、すみません)。鬼と直接お話できて幸せでした、ありがとうございます。

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会場となった「鬼の館」のマスコットガール(?)鬼子ちゃん(適当な名前を勝手につけています)。ギャルっぽくて可愛いわ~。このあたりで二日酔いはだいぶマシに。

さて、夜は今度は谷地鬼女さん属する谷地鬼剣舞の公演が居酒屋鬼剣舞というそのものずばりな名前のお店で行われました。呑みながら鬼の舞を見られるのです。でも、私は野外公演好きなので、室内は残念~とか勝手なこと思っていたのです。最初は、。

しかし!ごめんなさい、始まってすぐに分かりました、野外も室内もないぞ!ということが。飲み食いを放棄し、舞台かぶりつき状態で拝見してたのですが、鬼鬼鬼の迫力たるや、足下に大地を感じられるほど!
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たっくさん撮ったのですが、フラッシュなしで室内はNikon coolpix s500を持ってしても全然良く撮れたものがありません。。。無念。一眼レフ欲しい。でも鬼は最高。

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大大大好きな狐面で躍る狐剣舞!!!昔、鬼剣舞の鬼が1人急病で来られなくなった時に、稲荷大明神が鬼に扮して躍ったという伝説が元になってる舞らしいのですが、これが大好きなんです。すっっっっばらしい!私はずっとウルウルしながら見ていました。

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白面さん(一番の踊り手)が持っているお祓い棒(幣束、というのだそうです)、最後にお客さんに向かって投げるのですが、この日は私のところに飛んできたのです!!きゃああああ。まるでギタリストがピックを投げたかのような。そして、私はその幣束に勝手に愛を感じてしまいました。私個人に...ってわけではなく(笑)舞に、北上に、人に対する愛です。大興奮。
ただでさえ、その力強い舞に圧倒され、こうして北上に誘(いざな)われてきた自分と、蝦夷の歴史と、もう本当にいろんなことが頭グルグル状態で見ていたので感動が爆発です。

どう説明してよいのかわかりません、本当に勇壮で、鬼の歴史、心を踊り手のみなさん見事に体現されてたと思うのです。ブワっと何度も来ました。

新幹線の最終に乗るためにそそくさと公演のあとすぐに居酒屋を後にしましたが、余裕があればゆっくり呑みたかったです。帰りは新幹線の中でも、いただいた幣束をすりすりしながら、余韻に浸っておりました。本当に暖かい気持ちで帰ることができました。ありがとう、北上。ありがとう鬼さんたち。ありがとう蝦夷の神。私は確実にまた北上に行くでしょう。新幹線の回数券、買うべきかもしれません。

さてさて、この11月は東京でも鬼剣舞が見られるようです。谷地鬼女さんより情報いただきました。都内近郊にお住まいの方、是非是非見てみてください。
品川で!
http://onikenbai.fc2web.com/yotei.html

東京イースト(東陽町)で!
http://www001.upp.so-net.ne.jp/oz-wiz/ftohp/keiko_schedule.htm

大宮駅で!
http://www.city.kitakami.iwate.jp/file_l/1000055423_2007marukita-poster.pdf

というわけで、都合がつきそうなので大宮のは行こうと思っています、他も都合がつくようだったら全部行くぞ。

ではでは。
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