今、東京都美術館で「院展」という展覧会が開催されています。
私もこの辺全然詳しくないのですが、院展とは日本画を対象とした公募展です。
かつては横山大観などもいたのですが今では平山郁夫氏が一番有名どころだと思います。
日本画をたしなむ方に誘われ行ってきました、上野へ。

すると何やら公園でサンバのリズムが、、、、

か、かっけーーー!
どうやら芸大のお祭り?学祭?か何かのようです。

邦楽科というのもあるのでしょうね。

技術高杉!

天狗様~。上の金髪のリーゼントの子、ナイス。
着てる法被とかもきっと手作りなんでしょうが、デザインからなにからクオリティー高過ぎですよ。もう。
院展見る前に、学生、、、私より一回り以上若いのに、技術力の高さに圧倒されてしまいました。
今更ながら芸大、スゴいんですね。音楽も美術も!
すごいすごいと、それしか口から出てきませんでした。見事。天晴。
...と、打ちのめされつつも院展へ。
こちらはまぁドでかい大作だらけなのですが、何というか、日本画なのに!!?という画がほとんどです。油絵のようなタッチを日本画で描く意味が私にはわかりません。
たぶん年配の方が大御所には多いのでしょうが、西洋画のできない日本画ならではの、日本画にしか出来ない画風を追求すべきでは?と、たっっっくさんの作品を拝見しながら思いました。
日本の歴史や文化が持つ自らの宝に、国民誰もが覚醒すればどんだけ素晴らしいかと妄想するばかりです。団塊世代(敢えてくくらせていただく)が持つ西洋への過剰なあこがれというかコンプレックスがここにも、、、という感じでどうも嫌。
そして、本当に石の壁に見えるようなマチエール(画肌、質感)、ホンモノの木みたいな盛り上がり、などなど日本画を素材感で見せる、というのはどうも個人的になっとくがいきません。油絵やアクリル画が得意とすることをやる必要はないと思うのです。
やはり画は画で見せるべきだ、と思った次第。
フラットなところに描いても奥行きやテクスチュアを感じさせる、というほうが難易度高いと思うのです。
まぁ私のようなヒヨッコがね、偉そうな口を叩かしてもらいますけど。
でもそれでも、数点、本当にいいなと思えた作品がありました。
うち1人の作家さんは非常に気に入って、気になって早速検索してみたらなんとまだ30才未満!!
ショック!すごい!すばらしい!うらやましい!悔しい!酒ばっか呑んでる場合じゃない!
どうやらちょうど今、展示やってるようなので見に行ってまた打ちのめされて来ようと思います。

やる気が出たので早速製作。筆を入れ終えたところ。
一筆ごとに何というか技術の甘さを痛感してますが、へこたれずやってます。

先日描いたものは額装して無事にお嫁入り。
もちろん自分の作品だし気に入ってはいますが、大作を見て来た後だとちょっと凹み気味。
偉そうな事はまだとても言えない。言っちゃうけど。
仕事人への道は遠し!!!
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