今年もまた北上へと、鬼や鹿や数々の民俗芸能を堪能しに行ってきました。またもや行く直前に雨マークがついていた予報を吹き飛ばし、好天に恵まれましたよ。

ホテルから下を眺めるとこんな感じ。駅前も会場。全部で4会場+夜の1会場と、町中でいろんな踊りなどの芸能が楽しめるのです。どこに行ってもピーヒャラ聞こえる(しかも生ライブ)というのはなかなかないですよ。これは「きつね踊り」だったかな。子供がピョンピョン踊っててとても可愛い。

野外の
鹿踊は最高です。太鼓がドンドコ、かれこれさんざん聴いてるリズムですが全く飽きません。

悪天候だと屋内公演になるそうですが、そうなるととてももったいないこの雰囲気。

また別の会場、諏訪神社。

神社での奉納神楽。かっけー!

日が沈みかける頃に、町の真ん中を走る大通りに、民俗芸能の団体が全部大集合するのです。全部って、10や20じゃないですよ。神楽と鬼と鹿だけで50以上、全部でいくつの団体?全部が披露されるんです、圧巻。

権現様。獅子は神の化身だそうで、食われると良いことがある...とか聞きました
いろんなタイプの権現様がありました。

夜の鹿。鹿も団体ごとに踊りや装束が違います。

鬼の大行列!総勢250人だったかな?すごいです。

密かにこのオッサン、否、おじさまのファンです。名前も年も今回判明いたしました。
「七頭舞」という民俗芸能をやられてる方で、多分団体の長ではないでしょうか。
もう本当にかっこいいんですよ。身体の軸というか芯がまったくブレず、止まるところと動くところのメリハリにムダな力が入ってなくて、、、、素晴らしい踊り手さんです。
今回は結構追っかけてビッチリ拝見しました。

夜の鬼たち。10ヶ月ぶり!動いてるところの写真たくさんあるんだけど、ほとんどブレブレです。それくらい髪は動くし、首も動くし、動きっぱなしの
鬼剣舞。

かがり火をたいてるんですよ。周りはビルとか普通の風景ですがそれでもやはり民俗芸能には野外が似合います。もともとは山伏の祈祷の舞ですから、いつかコンクリの上じゃないところで見てみたいものです。
これ、本当にすごい祭だと思うんですけど、多分北上にお住まいの方は特にそうは思ってないような気がします。いつも行く居酒屋の店主などその最たるもので(笑)
多分私が東京くんだりからしょっちゅう来てるのが不思議でしょうがないんじゃないですかね。相変わらずイイ酒置いてるし、旨い料理食わせてくれましたけど、しかも安いし。
多分、岩手というか東北に限らずそこらじゅうに民俗芸能というのは存在してる/してたんでしょうが、今日の今日までたっっくさん残ってるというのが東北のすごいところです。
朝廷に対する民衆の納得いかねーっって気持ちは恭順したように見えて実は相当強かったのが形を変えて残ってるのではないでしょうか(完全な私見ですが)。
もちろんそれだけではなくて、日本はそもそも「祈りの国」だと私は思うので、こういった芸能が盛んだというのはその本筋にも則ってるとも思うのです。
私の両親はどちらも関西の人間なのですが、東の地にきてこれほど血が騒ぐのは何故でしょう。
先祖とか守護霊が見える人にどういうことなのか教えてもらいたい!!
わからないけど、とりあえず来年もまた来よう!と思いました。
さてこの翌日は北上にある酒蔵、
喜久盛酒蔵さんを見学、さらに仙台に行ってタンを食い、多賀城跡を巡り、アラハバキをまつる神社に行くわけですが、気管支炎は続行中、炎天下の中、人が全然歩いてない道を歩きまわった話はまた今度...。
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